毎日ムック 病院最前線2022の専門医アンケート
「医者の体験談」より
役に立つ情報や伝えたいことのうち
「医師によくありがちなことは」について、ご回答いただいた一部をご紹介いたします。
※ご回答いただいた原文のまま掲載しております。
忙しいと、現場診療（当直や外来）と学術活動（論文発表など）の両立が困難になってくる
北海道 42歳 札幌心臓血管クリニック Y.T.
知識がありすぎて、案外シンプルな考えが出来ない先生が多い？印象があるので、自分も気をつけている。
北海道 52歳 男性
かなり遠くの救急車の音に反応できる。ただ、空耳のこともある。
北海道 45歳 男性 我汝会さっぽろ病院 佐藤 達也
歩容異常のある人を見るとどこが悪いか興味があり凝視してしまう。
北海道 44歳 男性 T.K.
家族よりも、患者さん、医療スタッフと話すことが多く、家でも時折病院で話している口調になってしまう
兵庫県 40歳 男性 Y・S
患者に健診をすすめておいて、自分は忙しくてできてない。。
兵庫県 46歳 男性 関西労災病院 T.M
一般社会常識に疎くなります 年を重ねるなかで、日々勉強しています
福島県 53歳 男性 K
毎日カップラーメンで飢えをしのいでいます。
福岡県 山下真吾
入院・手術を介して、人（患者）とのかかわりが深く、人を観察するのが習慣になる．
福井県 50歳 男性 福井県立病院 前田一也
仕事から完全に離れた時間が持てないこと
福井県 60歳 男性
手術のことばかり考えて、周りが見えない（危ない！！！）
社会常識欠如人である
奈良県 69歳 男性 高井病院
世間の常識との乖離がみられることがある
金払いが良すぎてよく損をする
東京都 61歳 男性 T・S
難しい手術の前日に手術をやっている夢を見る。ひーひー言いながら夢の中でなんとか手術を終わらせたところで目覚め、もう一回最初からかよ・・・。とがっかりする。
東京都 43歳 男性 S.W
電車の手すりに掴まっている手を見て、ラインが取りやすいかを見聞してしまうこと
東京都 48歳 男性
土日、祝日に関係なく、毎朝7時半までには病棟にいること。
そのため、出張時や夏休みでも同じ時間（5時半ごろ）に起きてしまうこと。
東京都 52歳 男性 NK
日常の町の樹木などを見ると、肝臓の門脈の分枝に見えてしまう
東京都 48歳 男性 府中恵仁会病院 ヤマモトサトシ
金遣いが荒い。家庭崩壊。
東京都 46歳 男性 tkm
手術中にガウンの下でズボンが脱げて、中はパンツのまま手術続行することがよくある。
東京都 52歳 男性 K
私は骨軟部腫瘍が専門の整形外科医です。希少疾患が多いマイナーな領域で、例えば長野県の北信地方と呼ばれる地域で骨軟部悪性腫瘍を扱っているのは当科のみです。先に入力した手術は悪性腫瘍切除後の腫瘍用人工関節等がほとんどです。小児から高齢者まで、患者さんの生死と向き合いながら手術をすることにはやりがいを感じますが、あまりにも知られていないため、このような調査でははなから相手にもされないことがよくあります。
長野県 50歳 男性 H.A
夢で診療している
大分県 45歳 男性 大分県立病院 下高一徳
プライベートでも人にいろいろ任せようとする、と妻にお小言を言われます
大阪府 54歳 男性 大阪大学医学部附属病院脳神経外科 MS
患者さんの説明に専門用語をまぜてしまう事（常に患者の目線で説明する事が大切です）。
大阪府 51歳 男性 A.N
世間知らず。
毎年春頃勧誘電話にひかかる研修医がいる。
残忍なホラー映画に動じない。
大阪府 男性 Y・U
愛情と熱意 自信と失意 誇りと奢り 喜びと悲しみ
大阪府 男性 KN
スタッフにいろいろなことを同時に言われて、同時に解決してほしいと言われますが、人間は結局一つ一つしか解決出来ません。
千葉県 43歳 男性 成田富里徳洲会病院 M.M
自分や家族が実際に受診する際に、自分が医師であるかどうかを伝えるか迷う。大抵は伝えないですが・・・
千葉県 46歳 男性 国立がん研究センター東病院 小林信
親族から専門外の健康相談を受け、専門外であることを伝えるが、納得してくれず、仕方なく無難なアドバイスをする。
千葉県 42歳 男性 H・H
後継者指導への悩み
静岡県 61歳 男性 静岡 ふくいち
・大学病院やがんセンターにいると優秀な医師だと患者は勝手に思い込むため診療は楽（体験談）。最近は若手医師からもそういう認識が多い。
・救急車のサイレンが聞こえるとスイッチが入り、サイレンの進む方向でどこの病院に行くか想像し、自分の病院でないとわかるとちょっと安心してスイッチが切れる。
静岡県 58歳 男性
偉そう。人の意見を聞かない。でも最近はそういう人は減っています。偉くなくなったんでしょうね。
静岡県 63歳 男性 静岡県立静岡がんセンター M.T.
ご近所に職業が知られていることがなぜか多いです。
静岡県 42歳 男性 浜松赤十字病院 R.F
最近、医師の労働時間について上限を設けているが、バイト先の病院の当直と常勤で働いている病院の当直が連続するようなことはよく生じることであり、結果として、60時間勤務ぐらいは当たり前になっている．
神奈川県 37歳 男性 湘南鎌倉総合病院 T.O
自分の専門外の病気の場合、家族が私の意見よりネット上の意見を優先させることがあります。
山梨県 44歳 男性
親戚等からの健康相談
東京都 41歳 男性 独立行政法人国立病院機構埼玉病院 配島功成
医者の不養生。
患者に生活指導している医者が太っているとか。
埼玉県 42歳 男性 Y.H.
良い意味でも悪い意味でも理屈っぽい。
埼玉県 48歳 男性
日中トイレに入っている時に良く電話がかかってくる
佐賀県 51歳 男性
同姓同名同漢字の人を３人診察していた時期があります。
香川県 58歳 男性 香川労災病院リハビリテーション科 太田裕介
自分はいつも健康だと思っている。
広島県 男性 K・M
名刺交換ができない。目上のMRに対してぞんざいな態度をとる。
医療者以外との飲食で、医師ということが判明すると相手の態度がなにか変わる。
勤務医なのに、高収入だと思われている。
広島県 54歳 男性
自分の健康にはルーズ。家庭では奥さんの尻に敷かれる。
広島県 50歳 男性
家族に専門以外のことを聞かれ、まあ大丈夫だろうと言っていたら、専門医を受診して、そうでもなかったらしく、家族から信用をなくした。
京都府 45歳 男性 京都第二赤十字病院 Dr.G
過労、金銭感覚のずれ、時間にルーズ、
京都府 55歳 男性
手術を受ける立場になると極度に緊張する医師が少なくないこと。
京都府 63歳 男性 医療法人 藍整会 なか整形外科 Y・N
世間知らず
威張る
勘違い
岐阜県 44歳 男性 眼科クリニック M・T
時間的にも空間的にも公私の境界がゴチャゴチャになってしまいますね。
茨城県 50歳 男性 高度専門クリニック O
仕事優先で自分の生活が疎かになってます。
千葉県 58歳 女性
男性医師の8割は20代で結婚。
その5割は看護師、その2割が女性医師と結婚。
いろいろと交流が多いと思われがちな男性医師も、多くが院内恋愛・学生時代からの交際の延長で早い時期に結婚しています。
茨城県 50歳 男性 筑波記念病院 相野谷武士
研修医おわりたてで、なぜか何も知識がないのにコメディカルに対して上から目線でがんばって話している若い医者。本人は何とか対応できて乗り切ったと思っているが、コメディカルから信用されていない。
愛媛県 41歳 男性 E S.Y
忙しさのあまりに自分が不健康になること。
愛知県 36歳 男性
自分勝手。普通の一般会社社会であればやっていけない人がいる。（自分もそうかも？）「タンポポはバラになれない。しかしバラもタンポポになれない」医師はバラになりたがる、まやはバラを目指す。しかしタンポポには、ちゃんとした個性があり、この個性が人間性として大事であると思う。
愛知県 62歳 男性 いなかの病院 T.I
町を歩いていても、「先生」という声に反応して振り向いてしまう。
愛知県 41歳 男性 重工記念病院 宮本健太郎
