毎日ムック 病院最前線2022の専門医アンケート「医者のホンネ」より
役に立つ情報や伝えたいことのうち「コロナ禍で変化したこと」について、ご回答いただいた一部をご紹介いたします。
※ご回答いただいた原文のまま掲載しております。



主に高齢者の重症患者の受診控えが増加したこと。

兵庫県 48歳 男性 大西脳神経外科病院 SY
学会や研究会が対面で行われなくなったこと。今まではそのような場で学会の合間なども情報交換ができ、新しい私見や難渋症例の解決策などが共有できていたが、それができなくなった。 入院患者が激減した 学校部活がないことで、スポーツ外来も減少した。

熊本県 49歳 男性 Y O
外食、会食がほとんどなくなった。学会がWEB開催となり、自宅で参加できるようになった。

東京都
入院患者の面会制限、入院患者数の制限。逆に元々入院期間を短縮する手術を行っているので、コロナ禍で再評価されている部分もある。 不要な宴会等は少なくなって良い面もあるが、若手医師のリクルートには支障となっている。

北海道 52歳 男性 
マスクと消毒で顔と手にひどい湿疹が出ていること。

北海道 53歳 男性 Hijet Truck
研究会や学会での交流が多いですが、コロナ禍ではその交流の機会が減っており残念に思います。WEBでの学会発表が増えましたが、シンポジウムなどでの議論がしにくい印象です。

兵庫県 46歳 男性 兵庫県立淡路医療センター 心臓血管外科 高橋宏明
医局の団結力が高まった気がします。

兵庫県 49歳 男性 晋真会ベリタス病院 幕末大好きドクター
手術が減った。 雑用が増えた。

兵庫県 58歳 男性 SK
学会出張がなくなった。MRの面会が減少した。

兵庫県 54歳 男性 T
病床逼迫のため、入院・手術件数、救急事故件数が激減した。 コロナ患者担当医師(主に内科医)は忙しくなったが、外科医はむしろヒマになっている。

兵庫県 61歳 男性 
コロナの患者をみるのが自分の半分の仕事量を占めるようになった。

福島県 60歳 男性 福島赤十字病院 大和田 尊之
脳卒中患者が激減した。特にくも膜下出血患者が激減している。

福岡県 47歳 男性 新小文字病院 H.K
歓送迎会や忘年会などの飲み会がなくなりました。 常にコロナ患者が紛れていると考えての診療なのでストレスは多いです。

福岡県 45歳 男性 TOBY
入院患者さんが面会の方と会えなくなったことです。当院の医療者のほうには大きな変化はありません。

福岡県 59歳 男性 統括部長 北城守文
コロナ禍となり、以前よりも急患対応が難しくなりました。発熱があればPCR検査が必要であったり、入院する部屋の確保が困難となったり、迅速な対応がやや難しくなりました。それでもできる限りでこれまでと同様の医療を届けることができるように組織として頑張っています。

福岡県 38歳 男性 
県外に移動しての活動制限 検診患者の減少→癌患者の減少

福井県 男性 福井県立病院 
緊急手術をかなり断った

千葉県 50歳 男性 M.M
都内から新幹線通勤をしていましたが、病院の寮に入り疎開中です

東京都 男性 
学会出張がまったくなくなった
Web開催がつまらない

徳島県 60歳 男性 徳島市民病院 中野 俊次
進行がんや手術不能で見つかる患者や、合併症になって見つかるケースが増えた印象です。

東京都 35歳 男性 
がんの症例は軒並み以前と比べると発見時のstageが上がっています。そのため術後抗がん剤の使用する率も上昇しています。

東京都 48歳 男性 府中恵仁会病院 ヤマモトサトシ
研究会、学会などがオンラインになり、直接会う機会が減ったことは少しデメリットだと思います。 夜の外出が減り、疲れは残りにくくなったり、育児や家庭生活にはメリットもあったと思います。

東京都 48歳 女性 A.S.
・患者家族へのICが電話で行われるようになり、対面での説明以上に細かい説明が必要になった。

東京都 52歳 男性 K
インフルエンザが激減

東京都 43歳 男性 
仕事を頂けることに、今まで以上に感謝の気持ちを持つようになったことです

東京都 49歳 男性 YM
早期癌が少なくなった。 手術出来ない状態の患者さんが増えた。 ギリギリまで我慢して悪くなって来院する人が増えた。

大分県 61歳 男性 大分赤十字病院 K.F
病院内でのスタッフの交流が減った。新しいスタッフが入っても、名前がわからない人が増えた。

大阪府 54歳 男性 大阪大学医学部附属病院脳神経外科 MS
急変時の対応や、発熱時の外来診療などたくさんある。 気軽にご家族が面会に来れなくなり、不安のないよう丁寧な説明手段を模索している。

大阪府 51歳 男性 A.N
外食が減ったこと.
外来患者さんのインフルエンザ、かぜ症候群が減ったこと.

大阪府 50歳 男性 
テレ診察

大阪府 40歳 男性 
コロナ専門病院化されたことにより、2020年に一般患者の入院を一時的に休止したため手術症例が約4か月の間ゼロであった。2021年現在は一般診療を再開しており、以前と同様か、それ以上のクオリティの整形外科手術を行っている。しかし、外来患者さんの数は以前の半分に減ったままである。専門病院のイメージがあるためと考えられ、これは病院を建て替えでもしない限り払拭されないのではないか。

大阪府 39歳 男性 大阪市立十三市民病院 K.H.
病院と自宅の往復、学会・研究会もzoomなどがすべて。自分が感染し、クラスターなど起こしたら、目も当てられないので。

千葉県 57歳 男性 
入院患者の面会制限で入院中家族との関りが減った 入院時のPCRの結果が出ないと入院手続きがすすまない。緊急手術の場合でも時間がかかる。

静岡県 50歳 男性 
コロナ診療病院に対する風評被害はひどく、手術患者はこの2年で激減し、逆にコロナ診療をしない近隣病院が診療レベルによらずに患者数を増やしている。いくら補助金をもらっても、患者数を戻すには5年以上かかり、アフターコロナの病院経営は厳しい。ただし院内の職員の感染予防に対する意識がかなり高まったことはよい。

静岡県 58歳 男性 
消化器悪性疾患では、進行癌の割合が増えたと感じます。検診控えか病院受診控えかはわかりませんが、有症状となってからの受診が増えた影響で早期癌の手術の割合が減り、進行癌の手術が増えています。

静岡県 57歳 男性 H・F
学会活動と縁遠くなったことと、緊急事態宣言中は患者様の紹介が減ったことです。

静岡県 42歳 男性 浜松赤十字病院 R.F
病床確保が困難

東京都 47歳 男性 SW
院内ではco-medicalとの連携 院外では良心的医師が分かりやすくなり、ことあるごとに連絡するようになった。

神奈川県 61歳 男性 N・C
医師の労働意欲格差と労働量格差の拡大

神奈川県 61歳 男性 座間総合病院 AK
緊急手術症例が減った印象がある

鹿児島県 36歳 男性 
私事では歓迎会、送別会などの会合がすべてなくなりました。 患者さんにおいては面会が基本的に禁止となり、癌の終末期などで最期の時をご家族につきそわさせることができず、歯がゆく思うことがあります。

山梨県 44歳 男性 
コンビニ受診が明らかに減った。

山形県 44歳 男性 H.O
普段の生活で、不用意に咳をしている人が激減したので風邪をうつされる心配は減った。 医師同士の交流機会が減った。 スタッフとの懇親がしにくくなった。 勉強会がweb形式になり、移動時間が少なくなった。

埼玉県 45歳 男性 M.O.
学会や研究会に対する考えが変わった。 学会や研究会は、ZOOMなどのWeb開催が最適で合理的。 スライドの著作権の問題は出てくるかもしれない。 学会や研究会は、一部のauthorityの目立つステージを用意するためなのだと感じた。あるいは学会の後の交流会のためでもあると思った。

埼玉県 42歳 男性 埼玉県立循環器・呼吸器病センター S.F
仕事量が減弱

埼玉県 37歳 男性 
とにかく自宅 自粛により患者が動かず 病気を発症しない為 患者数は非常に落ちました

東京都 41歳 男性 独立行政法人国立病院機構埼玉病院 配島功成
病院、自宅との往復以外、全く外出しなくなりました。公共交通機関も利用は皆無です。

埼玉県 56歳 男性 深谷赤十字病院 新田宙
外出や交流、ストレス発散の機会がなくなった。

東京都 51歳 男性 
薬品メーカー主催のWeb勉強会が増えて勉強する機会が増えたが、一方で同じような内容も多く、疲れる。 学会がWEBで開催されることが多く参加しやすくなったが、学会期間中でも自分の発表以外は日常診療を行わなくなければいけなくなった。 そのため、学会は夜&休日にon demand視聴することになった。

埼玉県 48歳 男性 
これまで学会でいろんな先生と直接お話しできて、率直な意見や、人柄など知ることができてましたが、オンラインでの学会ばかりでそれを知る機会がなくなった。

長崎県 52歳 男性 
進行癌が非常に増加したこと

香川県 58歳 男性 Shiro317
手術件数の減少

香川県 63歳 男性 三豊総合病院 宇高徹総
一言で言えば、他者との関係が疎遠になっていると感じます。見方を変えれば、人との関係は必要最小限になるので、その最小限がどのレベルかを考え、確認しながらの生活になっています。なので、コロナが落ち着いても以前と同じには戻らないと思います。このレベルの付き合いでやっていけるのか遠いうことが実感されてしまったので。

広島県 62歳 男性 
患者さんの紹介数が減少した。 病院の中の同僚とのコミニュケーションを取るのがむすかしくなった

広島県 52歳 男性 
がん診療に従事しております。 コロナ禍で発見が遅れ、切除不能進行癌を含め進行癌が増えた印象です。 症状が出てやっと検査を受けるためかと思います。 健診の重要性を再確認しております。

広島県 49歳 男性 
家族中心の生活になりました。

広島県 44歳 男性 
消毒回数の激増

群馬県 60歳 男性 K.T.
無症状の患者紹介が減った。有症状の患者が多い。 たとえば大動脈瘤など破裂しない限りは症状がでにくい疾患は、たまたま検査して発見されることが多い。例年に比べて大動脈瘤の患者が減っている印象。また心疾患でも検診で心雑音指摘されたというよりは心不全で入院したなどの患者が多い。

群馬県 45歳 男性 S・O
学会や研究会、大学でのカンファレンスが軒並みWEBになり、移動がなくて楽ではあるが面白くない。

群馬県 56歳 男性 H.K
進行がんが増えた。

京都府 42歳 男性 D.I
若年者に比較的多い膝前十字靱帯再建手術が減少した。術後1~2年で行う抜釘手術で判明したことがある。抜釘と同時に関節鏡検査を行っているが、再建した前十字靱帯の性状が綺麗(断裂していない正靱帯と同じように観察される)で成績がよい例が多いことである。その理由の一つにコロナ禍のため早期にスポーツ復帰しなかった例が多かったことが挙げられる。

京都府 63歳 男性 医療法人 藍整会 なか整形外科 Y・N
入院患者さんと御家族の面会が不可であるため、患者さんの精神的負担が増えた印象があります.また学会、研究会などwebが多くなりました.

京都府 44歳 男性 
不要な手術を行なっていた訳ではないので、手術数は変わらない(むしろ増加している)

宮城県 56歳 男性 広南病院 松本康史
国際学会はほぼ全てウェブ、替わりに現地に出張しなくてよくなったので、参加の機会はかえって増えた、時差が少しきつい(アメリカの東海岸のモーニングセッションは日本時間の夜9時以降)

宮城県 64歳 女性 J. M.
重症以外の患者の治療が減った

宮城県 47歳 男性 
医師同士のコミュニケーションが減った。 体重が増えた。 学会、旅行に行けなくなった。

岐阜県 44歳 男性 眼科クリニック M・T
本来、受診する必要がなかった患者の受診が減った

茨城県 60歳 男性 霞ヶ浦医療センター 西浦
患者数が激減した。 しかも、診察が必要な人がコロナを怖がって来ないので、再診時には元の疾患が重症化している方を多く見た。

愛知県 52歳 男性 TK
ず~っとマスクしてると、花粉症が軽くなりました.今年の春は内服薬なしで乗り切れました.

愛知県 53歳 男性 あいち小児センター ORE
飲み会がなくなったため、お酒を全く飲まなくなりました。毎週テニスをしているため、とても健康的です。

愛知県 41歳 男性 重工記念病院 宮本健太郎
・学会や研究会、講演会などがWeb開催になったこと
・実は非常に便利になりました

愛知県 58歳 男性 

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