検査・治療が受けられる!MRIを完備した痛みの専門診療
辛い頭痛の代表格 3大慢性頭痛
様々な症状と特徴
頭痛は、大きく分けて一次性頭痛と二次性頭痛があります。一次性頭痛とは、頭痛を引き起こす原因となる疾患はなく、繰り返し起こる慢性的な頭痛で、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などの機能性頭痛がこれにあたります。
片頭痛の場合、主に頭の片側や両側にズキンズキンとした拍動性の痛みがあり、歩行時などに痛みが強くなったり、吐き気や嘔吐、光や音に対して敏感になり不快感を覚えたりします。特に女性に多くみられる頭痛で、ストレスやホルモンバランスの崩れ、天候などが影響していると考えられています。片頭痛の原因はまだ解明されていませんが、セロトニンの分泌量が低下すると、三叉神経からCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)というタンパク質が過剰に放出されるため、これが脳血管に作用して血管が拡張、炎症し片頭痛を引き起こすといわれています。近年、この原理に着目した新しい片頭痛治療が登場し注目されています。CGRPの働きを抑えることで、片頭痛の発作回数を減少させるとともに痛みの軽減も期待できる、抗体医薬の注射療法で、2021年1月に認可され保険適用されています。
緊張型頭痛の場合、頭全体から首の後ろにかけて、重く締め付けられるような圧迫感、首や肩の凝りなどが起こります。様々なストレスによって引き起こされる頭痛で、精神的ストレスだけでなく、筋肉疲労など身体的ストレスも影響しています。
群発頭痛の場合、頭の片側に、目をえぐられるような強烈な痛みが起こります。目の充血、涙や鼻水が出て苦しさのあまり七転八倒するなど、発作が起こるとじっとしていられません。数か月から数年ごとに、群発期という発作の起こりやすい時期が訪れます。毎日1〜2時間程度、激しい頭痛に見舞われるこの群発期は、数週間から数か月続く場合もあります。原因は未だ解明されておらず、治療は薬物療法や、2018年4月より保険適用となった酸素療法などが行われています。
その頭痛は大丈夫?
命の危機を回避する早期検査の重要性
もう一方の二次性頭痛とは、器質的疾患によって引き起こされる症候性頭痛で、脳血管疾患、脳腫瘍、髄膜炎などが原因となり、結果として頭痛が起きます。くも膜下出血の場合、頭に激痛、意識障害、吐き気や嘔吐、発熱、視野欠損などが起こり、死に至るケースもあります。脳血管疾患は、年間10万人以上が死亡している死因第4位の国民病であるため、頭痛は安易に考えずに早期に検査することが大切です。
近年、脳検査の重要性が高まる中で、特に、頭痛治療においてMRIを完備している医療機関が注目されています。検査や治療を受けるために複数の医療機関を受診することなく、診察・検査・治療まで、一か所の医療機関で完結できることが大きな利点です。多忙な方でも気軽に受診することが可能なため、気になる症状がある方は専門の医療機関へ相談すると良いでしょう。
Page
Top