単孔式を採用し術後の痛みや傷を軽減
高い技術力を要する内視鏡治療・腹腔鏡手術を実現

　当院外科では、各種がん治療をはじめ胆石症や鼠径ヘルニアの手術まで幅広く診療を行っています。特に、令和2年4月より米村祐輔医師が赴任して以来、合併症の少ない腹腔鏡手術を積極的に導入してきました。通常、胆石症手術は4孔式で行われますが、当院外科では患者さんの体への負担を軽減するため、おへそに1つの孔を開けて行う単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術を実施しています。特に女性に多い胆石症ですが、単孔式は術後の痛みが少なくおへその傷もほとんど目立たないため好評いただいております。
　米村医師は、佐賀医科大学を卒業後、九州大学 第二外科（現 消化器・総合外科）に入局し、肝臓・移植グループに所属、学位（博士課程）を取得しました。以後、関連施設で臨床に従事し研鑽を積み、大分県立病院では外科副部長としてその完成された内視鏡・腹腔鏡技術を中心に後進の医師やパラメディカルの指導にも情熱を注いできました。特に違和感のみで“悩ましい”肝胆膵に関するお困りごと：がん・黄疸・結石の診療を得意としています。ERCPなど高度な内視鏡技術を駆使した診断から鏡視下手術まで一貫して治療を完結できるため、患者さんや近隣の先生方からもご信頼いただいています。また集中力を要する手術を行うため、日々のランニングで心身ともに鍛錬しています（自己ベスト：フルマラソン2時間51分50秒、ウルトラマラソン100km 9時間55分26秒）。満足度の高い医療提供を目指しこれからも誠心誠意安全な医療を提供していきたいと考えていますので、どうぞお気軽にご相談いただけましたら幸いです。