兵庫県中南部地域の様々な循環器疾患に対応
専門医師によるハートチームが最新医療を提供

　当院は、地域医療構想における高度急性期・急性期を担う病院として2016年に2病院が統合し開院いたしました。加古川市はもちろんですが、近隣地域における地域完結型医療、地域包括ケアシステムの構築に向けてその役割を果たしております。最新医療機器の完備、低侵襲でより安全な医療を目指して、消化器センター、心臓血管センター、こどもセンター、周産母子センター、がん集学的治療センターの５大センターを中心に多くの診療科の連携を強化し、その総合力で救急医療を実践しています。
　心臓血管センターでは、24時間365日の受け入れ体制で循環器疾患、血管疾患全般にわたり診断・治療を行っております。特に大動脈弁狭窄症の低侵襲治療として、経カテーテル大動脈弁置換術（TAVI）を2018年より開始いたしました。循環器内科・心臓血管外科で相談し決定し、その上で麻酔科や臨床工学技士・看護師などのコメディカルを含めたハートチームで、患者さん一人ひとり最終的な治療方針を決めます。また2019年12月より胸を切り開かず、カテーテルを挿入するため３か所を穿刺する穿刺法に切り替え、全身麻酔から静脈鎮静麻酔に変更し、患者さんの身体的負担をさらに軽くすることが可能になりました。高精度医療機器ハイブリッド手術室を完備し、豊富な経験と医療技術による最新医療の提供、総合病院であるため併存疾患があっても他科との連携でより安全に配慮した治療が行えます。「いのちの誕生から生涯にわたって、地域住民の健康を支え、頼られる病院であり続けます」を病院理念として、より一層努力してまいります。どうぞお気軽にご相談ください。