2023年のBKP実績171件
脊椎・人工関節・スポーツ・関節鏡を中心に
よりよい医療の提供を心がける

　当院は1959年に開院し、整形外科疾患の専門病院として地域の皆さま方の健康を守り続けてまいりました。特に、頸椎から腰椎まで、様々な疾患（腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎圧迫骨折など）に対応する脊椎外科治療、筋腱温存の最小侵襲手術と、スムーズな早期回復を実施する人工関節置換術（股・膝）、肩腱板損傷、スポーツによる膝の靭帯損傷や半月板損傷などに対して術後の痛みが少なく早期復帰が可能な関節鏡下手術など、豊富な経験と高度な医療技術を駆使し、医師、専門スタッフが患者さま一人ひとりに合わせたチーム医療を提供しています。
　また、高齢化社会にて骨粗鬆症が原因の背骨が押しつぶされるように変形してしまう脊椎圧迫骨折が増加傾向にあり、当院では約5mm程度が2か所と小さい傷で、身体的負担が少ない低侵襲手術にて行う経皮的椎体形成術（BKP）を171件※行っています。BKPとは、脊椎圧迫骨折によってつぶれてしまった椎体を、バルーン（風船）状の手術器具や医療用の骨セメントを使用し、骨折前の形に近づけて痛みをやわらげ、早期に痛みの軽減が行え、生活の質（QOL）の向上も期待できる治療法です。しかし元々の骨が脆いと再骨折や隣接椎体の骨折が起こる可能性もあるため、その予防として、術後の患者さまを近隣の医療機関と連携し、骨粗鬆症治療を行っていただく等の活動も行っています。整形外科専門病院として、よりよい医療を目指してまいります。どうぞお気軽にご相談ください。　　　　※2023年1〜12月