消化器外科腹腔鏡センターを開設
傷口が小さく整容性の高い内視鏡手術・腹腔鏡下手術を実施

　当院は、患者さまに愛され、信頼される地域の中核・かかりつけ病院として地域の健康を守り続けてまいりました。高い医療技術で体と心にやさしい治療を目指し、患者さまの身体的負担を軽減させる低侵襲手術を複数の科で積極的に取り入れています。
　当科での腹腔鏡下手術は、消化器（小腸・大腸など）の良性・悪性腫瘍に対する手術や胆石症、鼠径ヘルニア、虫垂炎などを中心に行います。根治性を損なうことなく、体に侵襲の少ない、体に優しい手術を豊富な経験と高い医療技術を持つ専門医により積極的に行います。
　鼠径ヘルニアに対しては、術後の疼痛が少なく、もっとも根治性が高い（再発する率が低い）腹腔鏡下鼠径部ヘルニア修復術を基本として行っております。お腹に５㎜〜１㎝の孔を３カ所あけて腹腔内を観察、お腹の壁の欠損部（ヘルニア門）を確認し壁を構成する腹膜と筋肉の間に補強材（メッシュ）を挿入しお腹の壁を補強します。術後の入院はきめ細やかに行き届いた管理の中で、患者さまの体だけではなく心にもやさしい治療を心がけ、早期社会復帰ができるよう努めてまいります。どうぞお気軽にご相談ください。