循環器のプロフェッショナルによる
低侵襲弁膜症手術で早期社会復帰を可能に！

MICS（低侵襲心臓手術）とは胸の横を5㎝程度切って行う心臓の手術で、創が小さく痛みが少ない、出血が少ない、整容性が高いなどのメリットがあります。胸骨を切らないため術後早期から運動制限がなく通常の生活が可能となり社会復帰が早いことが特徴です。弁膜症手術において、特に僧帽弁閉鎖不全症に対するMICSの技術は近年飛躍的に進歩しており、無症状でも早期に治療することで、症状改善が期待できます。2016年、心臓病手術で実績豊富な欧州のジャーマンハートセンター・ミュンヘンへ留学してMICSを学んだ田畑医師が赴任し、多くの患者様にMICS弁形成手術を受けていただけるようになりました。循環器専門病院である当院では、チーム医療が不可欠なMICSに対して適した環境を整えるべく、心臓におけるエキスパートのスタッフでMICSチームを結成し治療にあたっています。手術の際、1〜2日前にご入院いただき、術後はICUに入室して3〜4時間で人工呼吸器を外すことができます。翌日から食事とリハビリテーションを開始し、術後7〜10日で退院することも可能なため、仕事を長期間休むことができない働き盛りの患者様でも受けやすい治療法です。