手術支援ロボットによる
精密で質の高い人工関節置換術を実施

　当院は1973年の開院以来、50年にわたり多彩な訓練による総合リハビリテーションを行って地域の皆さま方の社会復帰のお手伝いをしてまいりました。
　リハビリ専門病院ではありますが、手術機能を含む多くの診療科による総合的な医療が可能で、脊髄障害などの障害特性から生じる合併症治療や既往障害の特性を踏まえた幅広い治療を行っています。超高齢化社会に突入して、変形性関節症により股関節や膝関節などに障害をお持ちになり、手術により人工関節に置換する手術が必要となる患者さまが多くなっています。
　当院では、より安全かつ正確な手術を行うことを目指し、人工膝関節置換術・人工股関節置換術で使用する手術支援ロボットMAKO（メイコーシステム）を導入しています。治療計画から外れた角度や位置にさしかかると自動的に止まる仕組みによって予定にない動きをコンピュータ制御し、患者さま一人ひとりに合わせた治療計画の通りに正確で質の高い人工関節置換術を提供することが可能です。特に股関節では、専門医師の豊富な経験と高い医療技術、最新の医療機器を駆使し、「左右対称な股関節の再建」と「術後脚長差0」をコンセプトに掲げ、術後も安心して日常生活を過ごせるよう努めています。またCPPアプローチ（関節包靱帯を切らない後方手術）を導入し、更なる「脱臼の防止」「低侵襲」「早期歩行改善」を心がけています。変形性関節症でお悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。

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