板橋中央総合病院
整形外科診療部長
久留 隆史
日本整形外科学会認定
整形外科専門医
術後の股関節の脱臼を抑制できる
仰臥位前外進入法(ALS)
都営三田線・志村坂上駅すぐの場所にあり、総合病院として地域医療を支えている板橋中央総合病院。同院で整形外科診療部長として、人工股関節置換術を担当しているのが久留隆史医師だ。
人工股関節置換術の術式には、大きく分けて股関節に対してお腹側、つまり前からアプローチする前方系と、股関節に対して後方のお尻側からアプローチする後方系の2種類がある。このうち後方系が一般的に行われており、筋肉を大きく切ってそこから人工関節を設置する。しかし筋肉は一度切断してしまうと、その後縫合しても筋力が衰えて関節の動きを制御する力が弱まり、結果として股関節脱臼を起こしやすくなるというデメリットがあった。
これを防ぐためにヨーロッパを中心に2004年頃から始まったのが、股関節に対して前方からアプローチする仰臥位(ぎょうがい)前外進入法(ALS)だ。仰向けの姿勢の患者に対し、腰側面から筋肉の奥にある中殿筋と、股関節の屈曲、膝関節の伸展を行う大腿筋膜張筋の間からアプローチを行い、筋肉を切らないのが特徴だ。
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※2020年11月26日掲載時点の情報です。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
病院詳細
人工関節
肘関節
股関節
股仰臥位
膝関節
住所
東京都板橋区小豆沢2-12-7
TEL
03-3967-1181
診療時間
8:30〜12:00/14:00〜16:30
※土午後は一部診療科のみ
休診日
日、祝、年末年始
公式サイト
https://ims-itabashi.jp
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術後の股関節の脱臼を抑制できる
都営三田線・志村坂上駅すぐの場所にあり、総合病院として地域医療を支えている板橋中央総合病院。同院で整形外科診療部長として、人工股関節置換術を担当しているのが久留隆史医師だ。仰臥位前外進入法(ALS)
人工股関節置換術の術式には、大きく分けて股関節に対してお腹側、つまり前からアプローチする前方系と、股関節に対して後方のお尻側からアプローチする後方系の2種類がある。このうち後方系が一般的に行われており、筋肉を大きく切ってそこから人工関節を設置する。しかし筋肉は一度切断してしまうと、その後縫合しても筋力が衰えて関節の動きを制御する力が弱まり、結果として股関節脱臼を起こしやすくなるというデメリットがあった。
これを防ぐためにヨーロッパを中心に2004年頃から始まったのが、股関節に対して前方からアプローチする仰臥位(ぎょうがい)前外進入法(ALS)だ。仰向けの姿勢の患者に対し、腰側面から筋肉の奥にある中殿筋と、股関節の屈曲、膝関節の伸展を行う大腿筋膜張筋の間からアプローチを行い、筋肉を切らないのが特徴だ。