マイタウン・マイホスピタル
～地域に根ざし、ともに歩み、心ふれあう病院に～

　当院は1949年の開院以来、栃木県の県北部の中核病院として、地域の皆さまの健康を守るために努力してまいりました。常に近代的な医療施設の整備に取り組み、全職員が一丸となって『患者さん中心の医療』を実現することを目指しています。
　県北地域唯一の「地域がん診療連携拠点病院」として、手術、放射線、薬物療法を効果的に組み合わせた集学的治療を行っています。例えば、乳腺外来では、日本乳癌学会認定乳腺専門医が超音波検査・マンモグラフィー・MRI・CTといった画像診断や、マンモトームを含む各種生検装置を用いて、微小石灰化病変や小腫瘤などで見つかる、より早期の乳がんの発見に努め、最新のガイドラインに基づいた適切な医療を提供しています。進行がんで初めて受診された場合も、患者さんやご家族の希望を良く伺って、その時点からより良い医療を提供します。遺伝性疾患については日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリング、検査も行っており、現在「がんゲノム医療連携病院」指定に向けて準備中です。また、緩和ケア病棟（全室個室）を整備しており病状が悪化したときも、安心して貴重な時間を家族とともに過ごすことができます。
　さらに、相談支援体制には特に力を注いでいます。「がん相談支援センター」では院内外からの各種相談に専門の看護師、社会福社士が対応し、必要に応じて迅速に院内の適切な専門部署につなげることができます。経済的な問題を抱える患者さんからの治療費の相談についても、社会福祉士が関わり、必要に応じて社労士にも紹介し、患者さんが安心して治療が受けられる環境整備をすることにも取り組んでいます。当院では、患者さんやご家族と繰り返し面談しながら、患者さんをとりまく環境やご希望を十分理解して、ご本人、ご家族にとって納得のいく適切な医療が受けられるよう常に取り組んでおります。「がん相談支援センター」に足を運ばれ、直接に『相談して良かった』と感謝の言葉を述べてくださることもよくあり、職員の励みになっております。
　私たちは専門的ながん診療機能の充実を図ると共に、地域の皆さんに質の高いがん診療を提供し続けるために努力してまいります。『マイタウン・マイホスピタル ～地域に根ざし、ともに歩み、心ふれあう病院に～』の基本理念を大切にしながら、地域の皆さんと共に歩む病院を目指してまいります。どうぞお気軽にご相談ください。