高精度なロボットアームをいち早く導入し
高度な手術で早期機能回復を図る！

　当院では、様々な研鑽を積んだ専門医が在籍し「股関節疾患」、「膝関節疾患」、「骨粗鬆症」、「骨軟部腫瘍」に特化した専門的診療を提供しており、患者さまお一人おひとりに適した高度な治療を行っております。
　特に、股関節や膝関節の痛みが生じる関節疾患に対し、より身体へ負担の少ない高精度な人工関節置換術を提供するべく、2022年2月に先端テクノロジーを駆使した手術支援ロボットMakoシステムをいち早く導入いたしました。従来の人工関節置換術とは異なり、医師の豊富な経験に加え、ロボティックアームを用いることで、術後、脱臼などの合併症を引き起こす心配も軽減されています。手術の際には、コンピュータが骨の形を正確に認識して、術前の治療計画に基づいた手術を行う事ができるため、設定通りの位置で必要量のみ骨を削ることができます。股関節では低侵襲な前側方アプローチで早期の回復が得られ、術後の動作制限はありません。膝関節では、0.5ミリ、0.5度単位で調整しながらより的確に人工関節を設置することが可能です。車の自動運転のように手術計画から外れぬよう自動制御されるなど、より正確性を追求した手術が可能になります。更に、術中には医師がモニターを確認しながら、より関節が安定する位置へ微調整するなど、手術の精度を高められることから、術後の痛みが軽減されたり、長期予後が良く合併症も少なく機能回復が早いのも大きな利点です。
　手術後、健康的な生活を送っていただけるよう積極的にロボティックアームを用いた手術を行ってまいります。股関節や膝関節の痛みでお悩みの方はお気軽に整形外科外来へご相談ください。