高度な医療技術を要する関節治療
経験豊富な整形外科専門医が診察・治療を行う

　中高年の肩痛は五十肩と呼ばれ注射や物理療法などで漫然と治療されている場合が多く、積極的に取り組む病院と、そうでない病院の格差が大きな分野です。
　当院は秋田県内で早くから鏡視下腱板修復術に取り組み、秋田県北部を中心に隣県からも肩痛の患者さんが訪れる病院として実績を積み上げてきております。腱板断裂でも多くは注射や薬などで除痛を試みますが、数か月経過しても痛みが続く場合、外傷性（ケガで切れた）の場合、若年性の患者さんには手術をお勧めします。なるべく自分の腱板・肩関節を温存できるよう最新の手術方法を取り入れ、関節鏡手術で腱板修復に努め、きめ細やかなリハビリテーションで機能改善を図ります。一方、修復不能な症例に対するリバース型人工肩関節置換術の有資格者も常勤しております。
　当院では早期退院の患者さんは無理をしたりリハビリが不十分だったりすることがあり装具固定中は入院を勧め、急いで退院させることはありません。肩関節の手術後でも快適に暮らせる自助具を揃え、肩関節疾患に精通した理学療法士や看護師、片手で摂れる食事を提供している栄養科など病院スタッフ一丸となり良質な医療を提供するよう努めています。